【第一回関東09ダブルオフ優勝構築】ドーブルマージドサイトリパ
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ムウマージ | トリックルーム | 威張る | シャドーボール | エナジーボール | 矯正ギプス | |
ドーブル | 猫騙し | この指とまれ | ダークホール | 大爆発 | 気合の襷 | マイペース |
ドサイドン | 守る | 地震 | 岩雪崩 | アームハンマー | キーの実 | ハードロック |
カビゴン | 恩返し | 噛み砕く | 馬鹿力 | 自爆 | ラムの実 | 厚い脂肪 |
あの伝説のルールである09ダブルのオフが開催されました。自分はスタッフ謙対戦参加。
【09ダブル】第一回関東09ダブルオフ募集記事 2018.7.7 - すのーのポケモン
5世代シングルと肩を並べる程好きなルールなので本気で勝ちを狙いにいった結果、優勝することができました!
経緯
マルティム「ドサイドン強くね?」
ドサイドンは当ルールで高い使用率を誇るメタグロスやカビゴンに有利であり、09ダブル最強の構築と名高い「封印爆破」にも耐性を持っている。
更にタイプ一致の地震と岩雪崩による全体攻撃を持つため構築を突き詰めれば容易に場を制圧できると考えた。
これだけのスペックを持ちながらも当初はドサイドンを使用するプレイヤーはあまり多くなく、マークも薄いだろうという目論見もあった。
個別
ムウマージ
トリックルーム/威張る/シャドーボール/エナジーボール@矯正ギプス
呑気 167(252)-*-123(252)-125-126(6)-99
トリックルーム始動役はドサイドンの地震を受けないポケモンが望ましい。
クレセリアやドータクン等が候補となる中でムウマージを選んだ理由は以下の3点。
- ゴーストタイプなので隣のドーブルの大爆発で相手に被害を与えつつ速やかに退場できる点
- タイプ一致シャドーボールでアグノム・ヨノワールに打点を確保できて向こうからの攻撃は痛手にならないため封印に強いトリックルーム使いである点
- 同じくシャドーボールでドサイドンが決定打を与えにくいクレセリアにそこそこダメージを与えられる点
純粋なトリパは封印という技が大きな壁になるためそれを使うヨノワールとその取り巻きを自然に処理できることがムウマージ採用の最も大きな決め手となった。
トリル・威張る・シャドボときて4枠目はドーブルにダメージを与えられる技が必要な中でエナジーボールを選択。
ドサイドンがラグラージに勝てないことや、こちらのドサイドンは最遅ではなくミラーで不利になってしまうため対策として搭載したが、これは結果的に大当たりだった。
配分は防御が脆すぎるので思考停止HB特化。
これでも攻撃をかなり落としたメタグロスのコメットパンチすら2発耐えられない。
ドーブル
この指とまれ/猫騙し/ダークホール/大爆発@気合の襷
勇敢 131(6)-79(252)-87(252)-*-65-75(S個体値8or9)
- 攻撃+2ダブルダメージ大爆発で227-147までのクレセリアを1発
個人的にドーブルを構築に採用することに対して今まで消極的だった。
レベル1:この指とまれや猫騙しで味方の補助をするだけして退場してしまう 構成が読まれやすい
レベル50:挑発を受けて置物になる
このようなイメージが強く最初から3vs4で戦うような感覚が嫌で敬遠していたが、ムウマージを採用することでドーブルに自然と大爆発を採用でき、ドーブルが放置された場合もドーブル自身が決定力になりつつ後続のドサイドンに繋ぐことができてドーブルも4体のうちの1体として大きく貢献してくれることから採用に踏み切った。
素早さは主にドーブルヨノワのドーブルミラーに強くするために最遅+3(かつ最遅80族抜かれ)とした。
仮にトリルされてもムウマージが相手ドーブルより先に動けるので問題なく処理できる。
ドサイドン
守る/地震/岩雪崩/アームハンマー@キーの実
勇敢 191(6)-211(252)-150-*-107(252)-50(S個体値22or23)
トリルドサイドンを運用するにあたりマルティムさんは命の珠+手助けによって火力を確保していたが、ギャラドス等に威嚇を入れられた途端にメタグロスやギャラドスを1発で倒せなくなることや、命の珠の反動が厳しく感じたため自分は威張キーで運用したいと考えていた。
隣から威張るでドサイドンを強化するムウマージは元の素早さ種族値が高く、最遅+ギプスでも素早さは49までしか落ちないため、トリル下で先にムウマージが動くようにやむを得ずドサイドンの素早さ個体値を上げた。
無振り無補正カビゴンと同速だが、そのようなカビゴンはほぼいないと思われる。
アームハンマーはメガホーンとの選択だが、対浮遊スチル・カビゴンを重視したのと、素早さダウンを期待しての採用。
カビゴン
恩返し/噛み砕く/馬鹿力/自爆@ラムの実
勇敢 255-160-108-*-132-31
威張るに依存せずどんな状況でも一定の活躍ができるポケモンが欲しかったので4体目は結局カビゴンになった。
当初カビゴンを使う予定はなかったが、急遽ドーブルマージを使うことになったため個体準備が間に合わず、ボックスにいた厳選産カビゴンを使用した。
そのため個体値等は不明だが、最遅、205コメット2耐え・地震or炎パンチでグロス3発の数値になっている。
トリパミラーにおいてドサイドンが最遅でなく若干不安が残る中、トリル下で最も早く行動できるポケモンとして期待通りの活躍をしてくれた。
何を隠そうこの4体は、2ndステージ/第5エリア予選優勝者であるモルフ氏の構築である。
ただ思考停止でパクったというよりも、トリルドサイドンを威張キーで使おうと色々試行錯誤した結果、クレセリアでもドータクンではなくムウマージが適任だと思わされてしまったので、改めてモルフ氏の凄さを実感させられたのであった。
総括
構築についてはそもそもドーブルマージの認知度が低く、初手の時点で相手を困惑させることができました。
意外なことにドーブルが放置されることが多かったため、威張る大爆発で相手に致命傷を与えることも多く、ドサイドン降臨の前座として大活躍。
そして何より攻撃が二段階上がったドサイドンが全体攻撃で全てを破壊していく様は爽快です。
ドサイドンは柏勢以外でも一部で注目されていたみたいなので、今後09ダブルでドサイドンは無視できない存在になりそうです。
今後環境がどのように推移していくのか今から楽しみです。
結果についてはこれ以上ないもので言うことありません。
07年~09年にかけて恐らく自分のポケモン史上最も真剣に取り組んだ思い入れのあるルールで、実に約10年越しに努力が実を結んだみたいでとても感慨深いものがありました。
レンタルロムによるスタッフの負担等課題も残るオフでしたが、終始会場の雰囲気が良く、とても盛り上がったので第2回も前向きに検討していきたいと思います。
参加者・スタッフの皆さんありがとうございました!
以下続きから簡易対戦ログ
ログ
予選
vs瞳 ×
クレセリア メタグロス ギャラドス (カビゴン)
トリル発動後の2ターン目、マージがドーブルへの威張るを外しドーブル退場、相手メタグロスのコメットがマージの急所に当たりゲームエンド
vsタクマ(しのぶ) ○
アグノム ヨノワール メタグロス カビゴン
マージでアグノムを早々に処理。
あとはメタグロスに対してドサイドンの体力を大事にしながら戦ってなんとか。
vsしもべ ○
ファイヤー ゲンガー ドサイドン クレセリア
トリルからの威張る雪崩でゲンガーを処理。
相手ドサイドンは最遅っぽくてミラーは不利だったがここでエナジーボールが炸裂して勝利。
vsてるる ×
トゲキッス プテラ ケンタロス ゴウカザル
竜巻と岩雪崩怯みでマージが何もできなくて終了
予選からいつも通りである。
タクマさんが1位抜け、しもべさん・瞳さんと三つ巴になったが、オポネント差でまさかの抜け。
決勝トーナメント
vs風流 ○
サンダー クレセリア ドサイドン ドータクン
トリルからの威張る爆破でクレセリアとドサイドンに致命傷を与えることに成功。
ドサイドンをエナジーボールで落とそうとしたらドータクンに引かれてしまった。
トリル切れた後にドータクンに2段階ドサイドンのアムハンを打ったら急所に当たってくれたのが大きかった。
威張るされなかったので勝てました。
vs yasu ○
ムウマージ ドーブル ドサイドン マリルリ
柏勢対決。
yasuさんは09ダブル初とのことでイージーウインできるほぼ同じ構築を使うように自分が直接レクチャーしていたのですが、まさかここで当たってしまう。
ミラーで有利なように独自の調整してたので勝てましたすみません!
準決勝 vs勝海 ○
ヒードラン メタグロス クレセリア カビゴン
ここまで全勝の勝海さんでしたが、ドサイドンだけは無理だったとのことでイージーウインできました。
決勝 vsしーびー ○
クレセリア メタグロス ギャラドス カビゴン
BO3でしたが、結局選出は2回とも変わりありませんでした。
超ざっくりいうと1戦目は岩雪崩を、2戦目は地震を通して勝ち。
マルティムさんのツイキャスに残ってますが、正式な動画化が待たれます。