【3世代制限シングル】第7回くどオフ優勝構築 カビドガスイクン

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ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カビゴン のしかかり 大文字 鈍い 眠る カゴの実 厚い脂肪
スイクン 守る 身代わり 波乗り 瞑想 食べ残し プレッシャー
マタドガス ヘドロ爆弾 大文字 鬼火 大爆発 オボンの実 浮遊
ギャラドス 目覚めるパワー飛行 地震 電磁波 眠る ラムの実 威嚇
ヘラクロス メガホーン 瓦割り 岩雪崩 目覚めるパワー霊 拘り鉢巻 根性
サンダース 10万ボルト 目覚めるパワー氷 身代わり バトンタッチ クラボの実 蓄電

1192さん主催の第7回くどオフに参加してきました。
対戦ルールはエメラルドを用いた3世代後期シングル6→3ですが、今回はカビゴンメタグロス・サンダー・ゲンガー・ラティオスラティアスはどれか1体までしか構築に入れることができないという変則ルールにて執り行われました。
予選を5勝1敗で通過後、決勝トーナメントを勝ち進み優勝することができました!

構築経緯

自分は現役当時から3世代対戦に取り組んできたが、カビゴンがいない構築を使ったことがない(カビゴンがいない構築を考えてもうまくまとまった試しがない)ため制限枠からはカビゴンを選ぶことに迷いはなかった。
次に、今回はルールの関係でパーティの特殊受け枠をカビゴンではなくハピナスに任せるプレイヤーが増えると予想したため、それと取り巻きの岩・鋼・サマヨール等をまとめて起点にできる「守る」+「身代わり」+「瞑想」スイクンを起用。
対格闘・地面を主とした物理受けとしてマタドガスギャラドス、決定力としてのヘラクロスとサンダースを投入して6体を決定した。
古来から3世代カビパ構築の基本となっているカビゴン+水+電気+格闘受け2枚+なにかという構成を忠実に守った結果となった。

個別

カビゴン

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のしかかり/大文字/鈍い/眠る@カゴの実
生意気 263-132-96-89-166-45

  • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチ耐えのポケモンをのしかかりで3発
  • 大文字で無振りゲンガー3発・オボンゲンガー4発・無振りメタグロス2発
  • 194サンダーの雷高確率3発耐え

食べ残し持たせてカウンターや自爆で使い捨てる現代的なカビゴンも検討したが、後述のスイクンに食べ残しを渡したため結局昔から使い続けているカゴ+文字カビになった。

スイクン

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守る/身代わり/波乗り/瞑想@食べ残し
前述の通り、ハピナスとその取り巻きを起点に全抜きを目指せるスイクン
以前より3世代対戦をしていてスイクンの中でも最も相手にしたくないと思っていた型が守る+身代わり+瞑想@残飯という構成で、自分でも一度使用してみたいと思っていたところ今回実際に使用する機会に恵まれた。
まもみが残飯スイクンは文献や実績が少なく、実力が未知数であったが、選出した3試合では全て期待通りの活躍をしてその強さを証明してくれた。

人の個体なので詳細は伏せるが、この構成で使用するならば少なくとも実数値がHP205以上・素早さ135以上が必須条件だと考えており、実際にオフで使ったスイクンはそれを満たしている。

マタドガス

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ヘドロ爆弾/大文字/鬼火/大爆発@オボンの実
能天気 172-110-189-105-81-81

カビゴンスイクンで穴となる対格闘・地面及びノーマル岩ギャラ物理マンダ等々の誤魔化しを担当。
制限枠の関係から間違いなくヘラクロスは流行するとみてキラーとなるマタドガスグライガーは採用したいと思っていたが、鬼火での攻撃力低下と定数ダメージを狙えることと大爆発の使いやすさを買ってマタドガスとなった。
攻撃はもちろん素早さもハピナスやカイリキー等の無振り55族に先制したく、どちらも下げたくないので性格は能天気を選択している。

ギャラドス

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目覚めるパワー飛行/地震/電磁波/眠る@ラムの実
意地っ張り 183-176-113-*-120-124

2体目の格闘受け、スイクンが出せない時のメタグロス受け、ボーマンダ誤魔化し、スイクンの過労死防止など仕事は多い。
運用は単純で、受け出しから電磁波をバラ撒き味方を動きやすくする。
サンダーがほとんどいないだけでかなり選出しやすくなった。

ヘラクロス

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メガホーン/瓦割り/岩雪崩/目覚めるパワー霊@拘り鉢巻
意地っ張り 156-194-95-*-115-137

ここまで低速のポケモンが続いたのでカビゴン・岩・ラプラス等を迅速に処理する鉢巻ヘラクロスを投入。
このルールならば増加が明らかなサーナイトギャラドススイクンを意識して陽気でいい気がした。

サンダース

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10万ボルト/目覚めるパワー氷/身代わり/バトンタッチ@クラボの実
臆病 141-*-80-162-115-200

一度も選出することはなかったが、サンダースを構築に入れることで水・サンダー・ボーマンダ・ゲンガー・ジュカインあたりへの牽制となるためこの枠を変える必要はないと考えている。
ただどうせ選出しないのならば身代わりバトンではなく、吠えるを採用して構築が苦手なバトン等のギミック系に強くすべきだった。

カビゴンギャラドス努力値しゃわさん、個体はハンターくんにそれぞれ提供していただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

簡易対戦ログ

敬省略
上が相手の選出と控えで下が自分の選出

vsHOPE ○
ヘルガー メタグロス ヌオー(ギャラドス フライゴン カイリキー)
ギャラドス マタドガス カビゴン

ギャラドスヘルガーの鬼火を交わし電磁波→地震で突破。
グロスギャラドスで対処し、ヌオーは鈍いカビで圧殺した。


vsもっきー ○
エアームド ハピナス ヘラクロス(スイクン ラグラージ カビゴン)
カビゴン スイクン マタドガス

サイクルを回していく中でカビゴンハピナスを倒したところで相手がマタドガスを処理できなくなって勝ち。
選出した3体すべてが相手にめちゃくちゃ刺さっていた。


vs赤月 ○
サンダース メタグロス ラプラスハピナス フライゴン ヘラクロス
ヘラクロス カビゴン ギャラドス

ヘラクロスカビゴンに引かせて電磁波を受けてもらう。
カビゴンに対しサンダースをメタグロスに引いてきたためこちらはギャラドスで応戦。
鉢巻コメットパンチを受けると攻撃を上げられてしまうも「かわせ」の一言にギャラドスが反応し、地震2発でグロスを処理することに成功。
ダースはカビゴンで処理し、最後のラプラスカビゴンハイドロポンプ絶対零度を3回ずつ交わして勝利。爆運でした。


カズーイ ○
ヘラクロス ボーマンダ カビゴン(サンダース スイクン ガラガラ)
ギャラドス カビゴン ヘラクロス

ギャラドスvsヘラクロスの有利対面からスタート。
引いてくると思いきや岩雪崩で突っ張られ、怯まず電磁波を浴びせる。
マンダがきたら嫌だなと思いつつめざパ打つとマンダ降臨。
ヘラクロスに鉢巻が渡っているので大きな被害は受けないと思いカビゴンに引かせるとやはり特殊マンダで助かった。
その後はギャラでマンダに電磁波を入れることに成功し、ヘラクロスの一貫を作って勝ち。


vsめらるば ○
ヘラクロス トドゼルガ ボーマンダラグラージ サンダース カビゴン
ヘラクロス ギャラドス カビゴン

初手ヘラクロスミラー。めざ飛を嫌ってギャラに引いたがやはり岩雪崩をされいきなり追い詰められる。
ヘラクロスを再び出してごまかそうとしたところで相手マンダ。
マンダをカビで受けるとトドゼルガ
トドを処理しようとヘラクロスを出すが零度を被弾してしまう。
圧倒的不利な状況だったが、カビゴンギャラドスも素眠りさせるなどなして粘らせていると、こちらのギャラドスが起きるターンに相手がヘラクロスで突っ張ってくれてヘラクロスを処理したこともありなぜか最後には勝っていた。


vs1192 ×
アーマルド サンダー ?(フシギバナ ハガネール スイクン ヘラクロス)

マタドガスのヘドロ爆弾やカビゴンののしかかりで身代わりが割れないサンダーにいいように影分身を積まれまくり、アーマルドにバトンされて3タテされた。


決勝トーナメント1回戦 ダース ○
メタグロス ヘルガー レジロックハピナス フォレトス ギャラドス
スイクン カビゴン ギャラドス

明らかにスイクンが刺さっているので初手に配置するとメタグロスと対峙。
身代わりすると雷パンチで身代わりが割れない。
他に身代わりを1回の攻撃で割る手段がなくそのままスイクンで3タテした。


準決勝 Stoic ○
ラグラージ サーナイト カビゴンレジロック ボーマンダ ジュカイン
ギャラドス ヘラクロス カビゴン

DQNラグだろうと思いつつとりあえずめざパで削ると相手身代わり。
ここで身代わりを割りにいって後攻身代わりからカムラ発動がむしゃらとなると崩壊するので適当に電磁波を打ってお茶を濁しておく。
ラグラージのがむしゃら以外の攻撃手段は波乗りしかなかったためギャラドスで素眠りしていれば相手に一方的に展開されることもない。
最終的にヘラクロスカビゴンvsサーナイトカビゴンの対決となり、ヘラで相手カビゴンを削ってこちらのカビゴンで締めた形となった。


決勝 poe ○
ラグラージ ハピナス ゲンガー(ヘラクロス サーナイト トドゼルガ
スイクン ギャラドス カビゴン
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スイクンが刺さっていそうなので先発に配置。
ラグラージハピナスには刺さっていたが、ラグラージの吠えるでギャラドスが出てギャラドスを出汁にゲンガーを展開されてしまい一転不利に。
カビゴンで応戦するも威張るでやられそうになるのでやむを得ずギャラドスを切って死に出しスイクン
瞑想を積んで10万ボルトのダメージを抑えつつなんとかゲンガーを突破。
ゲンガーを突破した時点でスイクンは守るを挟んでも身代わりを貼れるだけの体力はなかったのでカビゴンに引かせることで残飯回復を稼ぐことにした。
カビゴンは威張り殺されてしまったが、スイクンが粘りに粘ってハピナスの地球投げのPPを枯らしそのまま2タテして勝利した。

感想

これは現役当時からカビパを使い続けている自分だからこその視点だと思うのだが、大半のプレイヤーが制限枠の中でカビゴンメタグロスを選択することで金属音サンダーが大きく数を減らし、それによって構築や立ち回りの自由度が高まっているルールだと感じた。
実際対戦してみるとサンダーがいないことで水タイプは生き生きとしているし、カビゴンを一瞬で崩してくるような特殊がほぼ存在せず安心して受けにいけたし、ラティサンダーが少なくて(いなくて)ボーマンダヘラクロスが多いあたりまさにXDサンダーの実戦個体が出現する前の現役時代に近い環境で対戦しているかのような感覚だった。
制限ルールによって偶然にも当時に近い環境が作られた結果、自分の積み重ねてきた経験が生きてよい結果に繋がったのだと思う。

今回のみならず定期的にやりたいルールだと思いました。
対戦してくれた皆さん、主催の1192さんありがとうございました。