珠パルシェンと印パルシェン


パルシェンの持ち物論争。
個人的にも前々から気になっていた話題で、今回Twitterで面白そうな流れを見かけたのでまとめてみた。
http://togetter.com/li/518484


自分は殻を破る後の氷柱針でバンギラスナットレイを、ロックブラストでマンムーハッサムニョロトノ・水ロトムを、氷の礫でドラゴン・ボルトロスをそれぞれ落とせるといったように確実に倒せる相手を増やせる珠の方が好み。
それだけではなくダメージが増える分相手の体力を自分の他の先制技を持ったポケモンの圏内に入れやすくなったりとパーティ内での連携もしやすい。
ただ最近はパルシェンへのマークが異様にきつく、ヤドランやスイクン等に確実に止められてしまうくらいなら印を選んだほうがいいという意見もすごくよくわかります。

ポケモンというゲームの性質上、最終的にパーティ・価値観によるというところに行き着いてしまうのでこの論争に終わりは無さそうですが、一つ言えるのは相手にして嫌なのは印パルシェンの方だということは共通事項であるように思えました。

第35回委員会オフ使用構築・対戦ログ


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
バンギラス ストーンエッジ 噛み砕く 馬鹿力 追い打ち 拘り鉢巻 砂起こし
ガブリアス 逆鱗 地震 剣の舞 身代わり ドラゴンジュエル 砂隠れ
ボルトロス 10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 挑発 電気のジュエル 化身フォルム/悪戯心
スイクン ハイドロポンプ 冷凍ビーム 瞑想 眠る カゴの実  
パルシェン 氷柱針 ロックブラスト 氷の礫 殻を破る 命の珠 スキルリンク
キノガッサ キノコの胞子 タネマシンガン マッハパンチ 気合パンチ 気合の襷 テクニシャン


水ブロック5勝1敗で1位通過、準々決勝で負けてベスト8、トータル6勝2敗という結果で終わりました。
シングルのオフには結構な頻度で参加していますが、非常に恥ずかしい事に予選抜けは約1年ぶりとなります。
去年はギリギリ予選突破を逃すといったことが多かったので、今年はしっかり勝ち切る事を目標にして頑張りたいです。


今回使用した構築は先日の第25回シングル厨のつどいオフであおりさんが使われたものをほぼコピーしたものです。
【参考】Blue Apple(β) 第25回シングル厨のつどいオフ 使用構築http://d.hatena.ne.jp/aori_5/20130204
同じブロックで戦った後ご本人から解説して頂いた時に感銘を受け、自分でも使ってみたいと思ったため今回のオフで使う運びとなりました。
人様の構築なので個別はメモも兼ねて簡単に。



バンギラス
意地っ張り 207-189-131-*-124-92
得手不得手がはっきりしているバンギラスの単体性能を最も高められる道具は拘り鉢巻だと思います。
配分はC182拘り眼鏡流星群1.5発高乱数耐え、多くの鉢巻ハッサムを抜ける程度のS、残りA。


ガブリアス
陽気 183-182-116-*-105-169
身代わりで電磁波砂の形を維持しつつも、単体でも強くなれてスイクンクレセリアポリゴン2らを突破できるドラゴンジュエル。


ボルトロス
臆病 155-*-90-177-100-179
同族やローブシン、普段では攻撃を耐えて反撃してくる水のジュエルスイクンに強くなれる電気のジュエル。
挑発で相手の展開を妨害しつつこちらの展開をサポート。具体的には積み技各種・カバルドンの欠伸・クレセリアトリックルームレパルダスの猫の手等。


スイクン
控えめ 207-*-135-156-136-105
以前自身でもカバドリで使用していた控えめ瞑想ハイドロポンプスイクン
対雨への性能は圧巻の一言。ローブシンウルガモスにも打ち負けない。
ただSが遅いせいで相手のカイリューの起点になってしまう恐れが有る点には注意したいところ。
使い回しなのでHC基調ですが、珠ハッサム考慮でS118以上のほうがいいかもしれません。
もう熱湯には戻れない。


パルシェン
意地っ張り 147-160-201-*-65-101
流行りの命の珠持ちパルシェン。この構築を使った理由の一つにこいつを使ってみたかったというのがありました。
ボルトロスの挑発からつないで相手のガブリアスマンムーを起点にしていくのが基本ですが、時にはカバドリにも出していける。
ボルトロスのめざめるパワー+氷の礫で無理矢理ラティオスを倒しにいくといった立ち回りも。


キノガッサ
陽気 135-182-101-*-80-134
選出時の相手への圧力(特にカバドリ)はもちろん、後攻催眠から気合パンチ2回でラティオスを倒したり、ラムの実を消費させてボルトロスの電磁波を通すようにしたり、ローブシンマッハパンチボルトロスの電気のジュエル10万ボルトで処理できるようにしたりと対処が難しい相手を無理矢理処理する、もしくは後続で処理できるようにする駒といったところでしょうか。


電磁波砂・対面構築・積み技リレーを足して3で割ったようなパーティだと思います。


対戦ログ(敬称略)。

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後攻の尻尾クレセグロス

   

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
クレセリア トリック リフレクター 威張る サイコキネシス 後攻の尻尾 先発
メタグロス 守る コメットパンチ 地震 バレットパンチ ラムの実 先発
ギャラドス 守る 滝登り ストーンエッジ 電磁波 ソクノの実 後発
カビゴン 守る 恩返し 地震 岩雪崩 オボンの実 後発


近頃なぜか09ルールで対戦する機会が増えたということで、唐突ではありますが09ルールの特徴を振り返りつつ構築を紹介したいと思います。
当時ブログはやっていなかったようなものなのでこの機会に記録として残しておきたいということで。
見た目は定番のクレセグロスですがクレセリアに地雷を仕込んであります。
※09ルール=プラチナまでの要素の見せ合いなし4-4ダブルバトルであり当時の公式ルール。フラットルールがないためバンギラス等といったOL要素やFCロトムは使えない。

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第2.5回しゃでオフ使用構築 キッスオーガ

   

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
カイオーガ 潮吹き 吹雪 濁流 拘り眼鏡 先発
トゲキッス この指とまれ エアスラッシュ アンコール 電磁波 カゴの実 先発
パルキア 守る 亜空切断 ハイドロポンプ 電磁波 ハバンの実 後発
バンギラス 守る 岩雪崩 噛み砕く 蹴手繰り ラムの実 後発


第四世代GSルールにて行われた第2.5回しゃでおふに参加してきました。
ロスト・ソウルブロック7勝3敗の1位タイでしたが、同じブロックに7勝3敗が4人おり、その中の2人に直接対決で負けていたため予選突破に一歩及ばない結果となってしまいました。

GSルールと言えばカイオーガを中心に回っているゲームなのは周知の事実だと思いますが、それ故にマークがきついことや潮吹きの為にHPの管理を慎重に行わなくてはならないなど扱いが難しい印象があったため自分は今まで対策する側に回っていました。
そのような経緯があったため今回はせっかくの機会ということでカイオーガを使用する側に回ってみました。


カイオーガ

臆病 175-*-110-202-161-156
キッスオーガのカイオーガでは定番の拘り眼鏡持ち。
対応範囲を広げるためラムの実や命の珠も検討しましたが、前者は火力がなくメタグロスを1発で落とせないといった弊害が生まれキッスオーガを使う意味が薄くなってしまう、後者は守るを使えつつ雨下の潮吹きでメタグロスを1発で倒すほどの火力を維持できるが、雷でカイオーガを1発・パルキアを2発で落とせなかったり、技スペースの関係上体力が減った時まともな水技を使えない事(ラムの実も同様)がどうも気になり、やはり拘り眼鏡を持たせたいと考えました。
そこでトゲキッスバンギラスにカゴの実・ラムの実を仕込んで対応範囲を広げることで、無理なく拘り眼鏡を持たせることが出来ました。


トゲキッス

生意気 190-*-117-148-176-76
この指とまれを連打してカイオーガをサポートする役。
カゴの実+電磁波+後続のラムの実持ちバンギラスで従来のキッスオーガが苦手としていたドーブルダークホールに強く。
パーティがトリックルームに対しての耐性が薄いので最遅+アンコールでそれなりに対抗できるようにしています。


【備考】
C:エアスラッシュで197-106ユキノオーをオボンの実発動込みで高乱数2発
D:C202不一致拘り眼鏡雷確定耐え
S:最遅


パルキア

臆病 185-*-121-182-141-167
補完のための普通のハバン調整パルキア
パーティの足の遅さをカバーするため電磁波を搭載。


【備考】
B:A222グラードンの2段階上昇地震を確定耐え
C:亜空切断でH155-D131ラティオス確定1発 (雷でH207-D160カイオーガ確定2発)
  ハイドロポンプでC222カイオーガの雨潮吹き確定耐えメタグロス(185-134)確定2発
非晴れ下のハイドロポンプで無補正D極振りグラードンハイドロポンプで高乱数1発(92.3%)
D:ハバンの実込みでC182拘り眼鏡流星群確定耐え
S:最速


バンギラス

意地っ張り 207-183-131-*-130-91
技構成は一般なものですが、トゲキッスの項でも触れている通りラムの実を持たせてダークホール対策を施しています。
ヨプの実が大半であるバンギラスですが、ラムの実は後発から繰り出していくバンギラスにとって吹雪での凍結、雷・電磁波での麻痺、聖なる炎での火傷といった状態異常から一度回復できる点が心強く、ある意味ヨプの実より発動機会の多い道具と言っても過言ではないはずです。
素早さはトリックルームに対してはトゲキッスのアンコールで対抗できることや、ヨプの実が無いことで同族に弱くなったことを考慮して限界まで伸ばしました。


【備考】
A:ダブルダメージ岩雪崩でH207-B111ホウオウ確定1発 マニューラは天候ダメージ込で確定
  噛み砕く+天候ダメージ×2で無振りミュウツーを超高乱数
D:C202不一致拘り眼鏡雷(砂嵐下)+C202不一致拘り眼鏡雷(非砂嵐下)超高乱数耐え
S:無振りメタグロス抜き



先発カゴの実+後発ラムの実ということで多少やり過ぎ感はありますが、前述の通りカイオーガに拘り眼鏡を持たせると相手にドーブルがいただけでダークホール避ける祈願するしかないというのは嫌だったのでこのくらい徹底しておきたいと思いました。
ルンパオーガ・ノオツー・ホウオウルンパ・ディアドー・ルギアルンパといったテンプレパには初手でそれなりに安定する行動を用意できているので五分かそれ以上で戦えると思いますが、キッスオーガの性質上スカーフメタグロス入りやサルキア・サルレックに対しては相変わらず厳しい戦いを強いられそうです。


以下対戦レポートや雑感になります(敬称略)。
長いので畳みます。

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第25回シングル厨のつどいオフ


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
カバルドン 欠伸 ステルスロック 地震 吹き飛ばし オボンの実 砂起こし
ドリュウズ 地震 アイアンヘッド 岩雪崩 剣の舞 気合のタスキ 砂かき
ラティオス 流星群 めざめるパワー炎 身代わり 瞑想 ドラゴンジュエル
ハッサム 蜻蛉返り バレットパンチ 羽休め 寝言 オッカの実 テクニシャン
スイクン ハイドロポンプ 冷凍ビーム 絶対零度 神速 水のジュエル
キノガッサ キノコの胞子 身代わり ローキック 気合パンチ 毒々玉 ポイズンヒール


最近他のルールばかりに手を出していてシングルをサボり気味であったので、昨年末から使用しているカバドリの中身を3点だけ変更したもので臨みました。
結果はラティオスブロック5勝4敗で予選落ちで終了。シングルをサボっていたツケが回ってきてしまいました。
構築に真新しい面がなく結果も出せていないので更新しないつもりでしたが、何も触れないのもどうかと思ったので更新することにしました。
変更点だけ軽く触れます。


ドリュウズ

陽気 185-187-81-*-85-154

意地っ張りメインで使って来ましたがドリュウズが増えたので陽気に変更。ピン選出もしやすくなりました。
現状陽気最速以外のドリュウズを使う勇気がありません。


ラティオス

臆病 157-*-106-181-131-170

控えめから臆病に変更してガブリアスウルガモスキュウコン・霊獣ボルトロスらより確実に先に動けるように。
控えめだとカバドリ選出しない時のこれらが重くなってしまうのがダメだったと思います。
このラティオスを参考にしてくれた人から控えめで使ってキュウコンに先手を取られて負けたというクレームが入ったため重く受け止める形となりました。
実際にガブリアスに先手を取れた事で勝てた試合が何試合かあったのでこの変更は正解だったでしょう。
身代わりがA200テクニシャンキノガッサマッハパンチを確実に耐えるように少しだけBに振ってその分素早さを最速ガブリアス抜きまで落としていますが、ここまできたらいっそCS振りでもいいかもしれません。


スイクン

呑気 203-95-149-142-136-98

瞑想ハイドロポンプ型から変更。
瞑想ハイドロポンプだと同族の熱湯瞑想型に勝てず、バンギラスローブシンに対して出していきたいのに一緒にスイクンを添えられているだけで選出できないといった問題が発生したので、バンギラスローブシン+(身代わり持ち以外の)スイクンに強くなれる水のジュエルハイドロポンプ絶対零度という型に変更しました。瞑想ハイドロポンプ型では勝てなくなった受けループにもそれなりに強くなっていると思います。
身代わりスイクンクレセリアを考えて吼えるも候補に挙がりましたが無難に神速にしました。
Sは少しだけ振って申し訳程度の準速ローブシン抜きです。


ブロック内にはローブシンが5体(壁2・バンギラスローブシン3)もいて非常に厳しい戦いを強いられました。
ローブシンキノガッサより少ないだろうと踏んで少々対策を甘く見ていた感は否めないので、今回の反省を踏まえローブシンに対して明確な回答を用意できるカバドリを考えていきたいと思います。

運営スタッフ・参加者の皆さんお疲れ様でした。

第30回あんぐらオフ ダブルバトル編使用構築 シュバルゴヒードラン入りスイッチトリパ


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
クレセリア トリックルーム サイコキネシス 冷凍ビーム 手助け オボンの実
シュバルゴ 守る 身代わり メガホーン アイアンヘッド 虫のジュエル 虫の知らせ
ラティオス 守る 流星群 サイコショック 日本晴れ ドラゴンジュエル
カポエラー 猫騙 インファイト ストーンエッジ ワイドガード 格闘ジュエル 威嚇
ヒードラン 守る 身代わり 熱風 大地の力 食べ残し
トリトドン 守る 身代わり 大地の力 濁流 地面のジュエル 呼び水


記念すべき30回目のあんぐらオフにシングル・ダブル両日参加してきました。
シングルはDブロックを4-4未消化1で予選落ち、ダブルはAブロックを8-3で予選1位通過し最終的にベスト4入賞という成績に終わりました。
シングルは人様の構築を使って惨敗だったので記事は省略します。ついては記事ではダブルの事だけ触れることにします。
ダブルはここまで来たならば欲を言えば優勝したかったですが、個人的にそこそこ満足できる結果に終わり新年のいいスタートを切れたと思います。


この構築は見ての通り、Rさんのブログに載っているもののほぼコピーです。

【参考】 Rの憂鬱 晴スイッチ2〜シュバルゴヒードランhttp://d.hatena.ne.jp/R_justice/20121126/1353931927

自分の場合ダブル、特に6→4は昔から自分で一から組むよりも、誰かの構築を真似たほうが勝てる傾向にあるので今回もそのような形を取りました(勿論自分で一から組む方が理想的)。
人様の構築なので本来紹介は必要ないと思いますが、自分の中での考えや使用感を整理したいということ、ダブルに馴染みのない方にもわかるようにということで簡潔に紹介させて頂きます。
パーティ詳細と決勝トーナメント2試合の様子は続きからご覧下さい。

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第4世代GS日米欧対抗戦レポート(VGC '10 International Battle Report)

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

さて今年一発目は、昨年末行われた第4GS日米欧対抗戦に主催の勝海さんにお声掛け頂き日本代表として参加してきましたので、そこで使用した構築や対戦の様子を記事にしたいと思います。
(詳細:http://d.hatena.ne.jp/koredekatsumiru1/20121225
クレセリアグラードントゲキッスカイオーガの使用を考えていましたが、クレセグラは風流さん、キッスオーガは勝海さんがそれぞれ使いそうなこともあり、自分はホウオウルンパッパを使用することにしました。


使用構築(Party)
    

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
ホウオウ 守る 身代わり 聖なる炎 ブレイブバード 食べ残し 先発
ルンパッパ 守る 猫騙 草結び 凍える風 ラムの実 先発
パルキア 守る 亜空切断 ハイドロポンプ 電磁波 ハバンの実 後発
バンギラス 守る 岩雪崩 噛み砕く 蹴手繰り ヨプの実 後発


ホウオウルンパは後ろに補完としてパルキアバンギラスを置くことでそれぞれが横に並んでも縦に並んでも相性を補完し合っていて美しく、GSルールでは珍しい全国ダブルのようなアドバンテージを少しずつ稼いでいく安定した動きが出来るパーティなので個人的に気に入っています。
何の変哲も無いホウオウルンパですが、GSルールをご存知無い方にもわかるように個別に紹介しておきます。


■ホウオウ

陽気 208-150-110-*-180-156
ホウオウはバンギラス以外の一般枠ポケモンに異様に強く、伝説枠ともそこそこ渡り合うことが出来るのが特徴です。一貫しやすい吹雪に耐性がある点も評価できます。
ルンパッパの猫騙しとシナジーし、自身が得意なポケモンに対し徹底的に強くなれる身代わり+食べ残しという構成。
時には特性のプレッシャーを活かし、守る+身代わりで相手のPPを枯らしにいくといった事も可能です。


【備考】
H:16n
A:無振り(ブレイブバードで無振りカイオーガパルキア確定2発)
D:C156ルンパッパの雨ハイドロポンプ確定耐え
S:最速


■ルンパッパ

穏やか 175-81-91-116-139-122
ルンパッパはホウオウが苦手なカイオーガを補完し、猫騙しでホウオウの身代わり展開をサポートします。
守る・猫騙し・草結びときて最後の枠に宿り木の種を搭載するのが一般的だと思われますが、パーティ全体が中速気味で相手のゴウカザルパルキアあたりに苦労するので凍える風を入れることで誤魔化すという形を取っています。
ラムの実+凍える風で相手の初手ドーブルに対しても割と安定して立ち回ることが出来るようにもなるので、ホウオウルンパのルンパッパには凍える風を優先して採用していきたいと感じました。
配分については当時流行っていた一般的なもの(実数値:177-*-95-113-136-122)ではHPが177で天候ダメージが多くなってしまうのが気になったのでHP175と最速を確保した上で新たに配分を練り直しました。
カイオーガに対するダメージをアップさせたことと、対ヌケニンよりも対パルキアを重視した耐久となっていることが特徴です。


【備考】
H:16n-1
B:A156ヌケニンのシザークロス高乱数耐え(71.8%)
C:草結びでH207-D161カイオーガ高乱数2発(90.5%)
D:C222カイオーガの雷確定2発耐え C182パルキアの亜空切断高乱数2発耐え(99.67%)
S:補正なし最速(すいすい発動で臆病スカーフカイオーガを抜ける・凍える風込みで最速115族抜き)


パルキア

臆病 185-*-121-182-141-167
ルンパッパだけではカイオーガに対し不安が残るのでもう1体の伝説枠にパルキアを採用。
パルキアは素早さ90族が多い禁止伝説枠の中で素早さ種族値が100である上弱点がドラゴンのみであり、そこにハバンの実を持たせることで即死を防いでほぼ確実に1回行動出来るのでとても安定した存在です。
守ると主力の亜空切断、ホウオウ・バンギラスメタグロスに対する素早い打点としてハイドロポンプ、最後は雷と悩みましたが、パーティ全体の足の遅さを補える電磁波にしました。
配分は当時流行っていた物凄く有名なものです。このルールは地震が一貫しやすく、後出しからグラードンを誤魔化したい場面が多いため後発に置くならこのラインの耐久は欲しいと思いました。


【備考】
B:A222グラードンの2段階上昇地震を確定耐え
C:亜空切断でH155-D131ラティオス確定1発 (雷でH207-D160カイオーガ確定2発)
  ハイドロポンプでC222カイオーガの雨潮吹き確定耐えメタグロス(185-134)確定2発
  非晴れ下のハイドロポンプで無補正D極振りグラードンハイドロポンプで高乱数1発(92.3%)
D:ハバンの実込みでC182拘り眼鏡流星群確定耐え
S:最速


バンギラス

意地っ張り 207-183-133-*-135-84
GSルールのバンギラスは天候書き換えを行えるのは勿論、不足しがちなルギア・ホウオウ・ギラティナへの打点の確保、受けにくいディアルガギラティナに対し割と安定して繰り出せる等といった伝説ポケモンとも渡り合える非常に高いスペックを持っています。
技4つと持ち物はこれで間違いないでしょう。
素早さは同族に先手を取る確率を上げつつトリックルーム下で動きやすい84に設定しました。
ちなみに先発の補完として後発にパルキアバンギラスを置く事はホウオウルンパに限らず多くの構築で見られる現象です。


【備考】
A:ダブルダメージ岩雪崩でH207-B111ホウオウ確定1発 マニューラは天候ダメージ込で確定
  噛み砕く+天候ダメージ×2で無振りミュウツーを超高乱数
B:A205メタグロスのコメットパンチ確定耐え ヨプの実込みでA173ドクロッグの蹴手繰りを高乱数耐え(92.3%)
D:C202拘り眼鏡流星群1.5発高乱数耐え(92.3%) 砂嵐下でC202カイオーガのシングルダメージ潮吹き確定耐え
S:最遅90族(実数値85)抜かれ=トリックルーム下で最遅90族抜き


ホウオウルンパはホウオウが苦手とする相手の対策をルンパッパに依存しているので、それを止めてくるトゲキッス+伝説枠という組み合わせが大の苦手です。
他にはゴウカザルパルキア(サルキア)に対しても常に後手後手になって厳しい。
これらの組み合わせに対しては例えば相手のカイオーガが潮吹きをしてきたらパルキアで、雷だった場合はバンギラスで受けに行く等、守るで相手の使う技を見てからそれに応じて行動して繋いでいくしかなさそうです。



対戦ログ(Battle Log)
アメリカ代表とヨーロッパ代表の2名と対戦を行いました。
詳細は続きからどうぞ。

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