第4回キツネの社mf使用パーティ 偽装カバドリ

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
カバルドン 地震 炎の牙 氷の牙 ストーンエッジ 拘り鉢巻 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 燕返し 剣の舞 気合のタスキ 砂かき
ラティオス 龍の波動 サイコショック 波乗り 瞑想 ラムの実
ハッサム 蜻蛉返り バレットパンチ 羽休め 剣の舞 オッカの実 テクニシャン
キノガッサ キノコの胞子 身代わり 気合パンチ マッハパンチ 毒々玉 ポイズンヒール
スイクン 熱湯 冷凍ビーム 絶対零度 眠る カゴの実


構築に至るまでの経緯
BW2発売前に参加する最後のオフということで、BW環境を最も多く使ったカバドリで締めることに決めていました。
カバドリは長らくBWシングルにおいて対戦環境の頂点に君臨してきましたが、最近はマークがより一層強くなり、ステルスロック+欠伸のパターンで蹂躙するどころか構築の段階でカバドリに対しての立ち回りを逆に考えられてしまっていて逆にパターンで蹂躙されてしまうことが多くなったと感じていました。
その中でもカバドリ対策として最も厄介なのがキノガッサ
一度キノコの胞子を許してしまうとカバルドンドリュウズどころかラティオスまでハメられて3タテされてしまう恐れがあるので、カバドリを使うにあたって最も警戒しなければならないポケモンでしょう。
ドリュウズ燕返しを仕込んでおけばキノガッサとの対面で勝つことが出来ますが、ドリュウズを活躍させるには砂起こしで砂嵐を発動させるため必ずカバルドンを経由しなければならず、そこに漬け込まれてキノガッサの展開を許すと3タテの元となってしまいます。
そこで、そのキノガッサを如何にして対処するかを色々と試行錯誤をしてきました。


案1 フワライド
フワライドはカバドリに強いキノガッサローブシンを逆に起点にして小さくなるという積み技を使用できる貴重なポケモンで、バトン先のポケモンと合わせれば受けループまでも見ることが出来るため非常に理にかなっているように見えます。
しかし、キノガッサローブシンの取り巻きで多いボルトロスボルトチェンジハッサムドリュウズ)の燕返しが辛いことを理由にフワライドの採用を見送りました。
フワライドには極力頼りたくはなかったのである意味ではいい結果ではありますが(


考えていた構築
カバルドン 欠伸/ステルスロック/吼える/地震@食べ残し
ドリュウズ 地震/岩雪崩/身代わり/剣の舞@命の珠
ラティオス 龍の波動/波乗り/雷/トリック@拘り眼鏡
フワライド 小さくなる/身代わり/バトンタッチ/金縛り@オボンの実
バシャーモ 跳び膝蹴り/ストーンエッジ/爪とぎ/守る@格闘ジュエル
パルシェン 殻を破る/氷柱針/ハイドロポンプ/めざめるパワー草(ヌオー対策)@気合のタスキ


案2 ラムの実持ちめざめるパワー飛行カバルドン
第四回キツネの社mfで話題となっためざめるパワー飛行持ちカバルドンを実は自分も使おうと考えて育成までしていました。
しかし、カバルドンの貴重な技スペースを1つ割いてしまうこと、オボンの実を含む持ち前の耐久を切ってしまうことになり、キノガッサの為だけにこれだけの要素を失ってしまうことを懸念したため直前になって使うことを渋ってしまいました。


考えていた構築
カバルドン 欠伸/ステルスロック/地震/めざめるパワー飛行@ラムの実
ドリュウズ 地震/岩雪崩/燕返し/剣の舞@命の珠
ラティオス 流星群/龍の波動/波乗り/トリック@拘り眼鏡
ハッサム  蜻蛉返り/バレットパンチ/羽休め/剣の舞@オッカの実
バシャーモ 跳び膝蹴り/ストーンエッジ/剣の舞/守る@格闘ジュエル
スイクン  熱湯/冷凍ビーム/絶対零度/眠る@カゴの実


そして2つの案を棄却して行き着いた結果が鉢巻カバルドン実際決勝トーナメントに上がったカバドリは皮肉にもこの2つの案が採用されたカバドリでしたが
ミレーユさんの構築を参考にさせて頂きました。
参考先のブログにも概要は書かれていますが、一応こちらでも個別紹介。



カバルドン 意地っ張り 183-180-139-*-92-99
欠伸で起点作りを行う定番のカバルドンと思った相手に対し絶大なアドバンテージを得られる拘り鉢巻持ちカバルドン
地震は普段カバドリに強い組み合わせとして知られるバンギラスローブシンに一貫し、後出ししてくるようなローブシンを許さない他、潮吹きをしてくるような眼鏡ブルンゲルにも先制の地震で致命傷を負わせて機能停止に追い込むことが可能。
炎の牙は対ナットレイハッサムキノガッサを想定。こちらのラティオスを警戒してハッサムからキノガッサへ展開してくるような相手を先制の炎の牙で処理でき、死に出しでキノガッサを出されても後述のラムの実持ちラティオスで解決出来るようになっています。
氷の牙は特に組み合わせ等を意識した技ではありませんが、単純に地面タイプとの相性がいいため採用。
最後の枠に特に欲しい技はなかったので無難にストーンエッジロトムに一貫しやすい利点があります。
ストーンエッジの他には馬鹿力や捨て身タックル、寝言などが候補に上がるでしょう。
配分はハッサムブルンゲルローブシンあたりに先手を取りやすくするためAS全振り。



ドリュウズ 意地っ張り 185-205-81-*-85-140
カバルドンが鉢巻になり欠伸がないことと、ラティオスのトリックがないことでドリュウズへ展開するというギミックが失われたため、単体で行動回数を確保出来る気合のタスキを持たせました。
地震と岩雪崩は確定として3つめにキノガッサに対面勝てるよう燕返し。最後はラティ意識のシザークロスか剣の舞で迷った結果剣の舞としました。
しかし、ラティをシザークロスで倒して気合のタスキを温存しつつ相手の後続と戦うという事ができるシザークロスの方が良かったという場面が多かったので、結果論ですが剣の舞を選択したのは失敗だったように思えます。
性格はガブリアスを2発で落としたかったため意地っ張りを選択。
カバドリミラーは後述のキノガッサスイクンで対応することにしました。



ラティオス 臆病 175-*-104-158-132-178
主にキノガッサ対策に重きを置いたラムの実持ちラティオス
耐久に配分することでキノガッサに対し交換際に身代わりから入られて砂ダメージを稼がれた後、気合パンチ→マッハパンチで落とさせてしまうことを防げる(参考ブログ参照)。
サブウェポンをめざめるパワー炎ではなく波乗りにしたのはキノガッサの取り巻きとして多く採用されるヒードランを意識してのこと。
カバルドン地震以外を拘った時にヒードランに身代わりを置かれてしまうとジリ貧になってしまうのでその保険としてラティオスで対応できるようにしました(ストーンエッジはまもみがでPPを枯らされてしまう)。
めざめるパワー炎が無いことで同じくキノガッサの取り巻きで多いハッサムが辛くなりますが、前述の鉢巻カバルドンで対応できると判断。
その他、瞑想を搭載することで対ヒードランへの安定感が増すのは勿論、対受けループの駒としても働きます。



ハッサム 呑気 177-150-136-*-129-63
特筆するところがない普通の羽休めハッサム
全体的にユキノオーが重たいことは勿論、カバルドンラティオスに全く耐性がないのでクッションになるHDベースの個体を採用しています。



キノガッサ 陽気 139-176-101-*-83-134
対カバドリミラーや雨を考慮しキノガッサを採用。
燕返しを持ったドリュウズには対面で勝てませんが、事前に半分以上体力を削っておくことでマッハパンチで倒しに掛かることが出来ます。
また、寝言を持っているキングドラに対しても交換際に身代わりから入れば気合パンチ+マッハパンチで落としにいけるので雨パにもそれなりに強い駒という認識です。
配分は陽気最速になっていますが、直前に意地っ張りでガブリアスの逆鱗やキングドラの眼鏡雨ハイドロポンプを耐える耐久を伸ばした型にしたいと思いつつも、個体がおらず仕方なく陽気個体を使ったといった感じです。
(もう少し耐久があれば勝てたかもしれないという試合が実際にあったため悔やまれます…)



スイクン 呑気 205-*-176-119-136-95
最後は主に受けループを見る枠としてスイクン
今回は冷凍ビームと絶対零度を搭載して汎用性が高まり、課題であった雨パ、カバドリミラー、グライオンドクロッグナットレイ・ヌオー入り受けループ、パルシェンブルンゲルギャラドスマンムークレセリア入りといった受けループ以外の構築にも選出できるようになりました。
持ち物については瞬発的な火力に対応できるオボンの実も魅力的ですが、受けループに対しジリ貧にならないように眠るは必要と考え必然的にカゴのみとなります。
配分は冷凍ビームでHP151キングドラの身代わりを確定で破壊出来るよう特攻に、残りはHPと防御に振り分けました。
細かい点では身代わりを使うキングドラは命の珠が多く、HP149の身代わりを確定破壊で良いのではないかと思われるかもしれませんが、身代わり龍の舞@ラムの実の物理キングドラも想定しHP151の身代わりを確定で割れるようにしています。


本当ならば、カバルドン:欠伸/ステルスロック@オボンの実 ラティオス:拘り眼鏡 ドリュウズ@命の珠というカバドリの真価を最も発揮できる構成を崩したくはありませんでしたが、この構成のままでキノガッサを始めとするカバドリ対策の対策をうまく組み込んだ構築を自分の中で納得する形で構築出来なかったことと、キノガッサの存在を抜きにしても最近は欠伸+ステルスロックのループが決まりにくいと感じていたということもあったため思い切ってカバルドンを鉢巻で使う運びとなりました。
見た目6体をあえて従来のテンプレと言われるカバドリ構成にしているので、より一層奇襲が決まりやすくなっているはずです。


以下対戦レポート(敬称略)。今回の対戦形式はスイスドロー戦になっています。

続きを読む

第21回シングル厨の集いオフ

2勝4敗で惨敗でした。

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
ボルトロス 10万ボルト めざめるパワー氷 気合球 挑発 気合のタスキ
アバゴーラ 殻を破る ストーンエッジ アクアジェット 冷凍ビーム 岩のジュエル 頑丈
ハッサム 剣の舞 虫食い バレットパンチ 燕返し 命の珠 テクニシャン
ラティオス 竜の波動 リフレクター 光の壁 置き土産 光の粘土
バシャーモ 飛び膝蹴り ストーンエッジ 剣の舞 守る 光の粉 加速
バンギラス ステルスロック 龍の舞 冷凍パンチ 蹴手繰り ラムの実 砂起こし


長らくシングルではカバドリを使ってきましたが、さすがに飽きてきたのと最近マークが一層きつくなってきたということなどを理由に今回は他の構築を使いたいと考えていました。
その中でもカバドリのようなわかりやすい勝ち筋を作りやすい命の珠持ちハッサムを使いたいと思っていた矢先、第二回CCSというオフで命の珠ハッサムアバゴーラという構築が結果を残したためそれに着目し、使ってみることにしました。


参考にした構築(ブログ)
るぶしーばり(くりっぷさん)
情報操作大安定(だいあんさん)
キルシーハート(オレオさん)


概要は既に先駆者のブログに紹介されており受け売りばかりですが、相違点もあるため一応こちらでも個別紹介。



ボルトロス 臆病 155-*-90-177-100-179
ラティオス以上の高い素早さから高火力・広範囲の技を繰り出せるというスペックでタイマン性能の高さに定評のあるポケモン
気合のタスキを持たせることで流星群やニョロトノのスカーフ雨ハイドロポンプに対しての耐性がつくため、元々高いタイマン性能が更に向上。
基本は先発に出してタイマン性能の高さを生かし戦えるだけ戦い、相手によっては挑発でステルスロックや欠伸等を防いで後続のアバゴーラハッサムが安全に積み技を使用できるようサポートします。



アバゴーラ 無邪気 149-160-153-104-76-92
本パーティのエースその1。殻を破るとタイプ一致の先制技であるアクアジェットによりカバドリラティをまとめて見れたり、バシャーモや受けループに強いのでパーティのエースにも穴埋めにも成りうることから今BWシングルで最も注目されているであろうポケモン
ボルトロスの挑発から死に出しで展開することで安全に殻を破るを使用することが可能。
以上の理由からラムの実を持たせる必要が薄れたため、殻を破るからのストーンエッジで多くのポケモンを一撃で落とせるようになる岩のジュエルを採用。
技は殻を破る、ストーンエッジアクアジェットまでは確定で残り1枠は選択となりますがキノガッサガブリアスを意識した冷凍ビームにしました。
ハイドロポンプの場合はエアームドゴツゴツメット持ちカバルドン、アクアテール(滝登り)の場合はバンギラスゴツゴツメットなしカバルドンにそれぞれ強くなれます。



ハッサム 意地っ張り 159-200-120-*-100-104
本パーティのエースその2。今やテンプレとなった命の珠持ちハッサム
剣の舞からの虫食いとバレットパンチの抜き性能については今更語るまでもないでしょう。
4枠目の電光石火と燕返しは迷うところですが、電光石火の使用対象であるウルガモスバシャーモアバゴーラアクアジェットで処理できること、雨パは後述のバシャーモで処理することにしたこと、ローブシンが全体的に厳しいこと等を理由に燕返しを選択。
燕返しを搭載することで流行りの眼鏡ブルンゲルも処理しやすくなるため、素早さを若干高めに設定しました。


ここまでの3体は所謂ボルトアバゴハッサムのパターン。
ボルトロスに強いポケモンアバゴーラに弱く、アバゴーラに強いポケモンハッサムに弱い(ハッサムに強いポケモンアバゴーラに弱い)傾向があるので、ボルトロスアバゴーラハッサムボルトロスハッサムアバゴーラ)のリレーが綺麗に決まりやすいものと思われます。



ラティオス 臆病 175-*-113-150-130-178
ハッサムバシャーモに繋ぐ壁土産ラティオス
神秘の守りも欲しいところですが、バシャーモカイリューを相手にするためにリフレクター、ハッサムボルトロスを相手するためには光の壁が欲しいので泣く泣く却下。
強化アイテムなしボルトロスのめざ氷を2発耐えて逆に竜の波動2発で落とすことができるので、パーティが苦手なボルトロス処理としての活躍も。



バシャーモ 陽気 155-172-90-*-91-145
上記4体では雨パが辛いので5体目にバシャーモを採用。
ランクルスの台頭で雨をバシャーモ1体に任せるのはいよいよ心許なくなってきた感はありますが、相手がランクルスを選出するということは、逆にラティオスハッサムに対する耐性が薄れたり、キングドラを選出しないといった選出パターンになる等、結局別の穴が生まれてしまうので、ランクルスが居たからといって一方的に選出の段階で不利になることはないでしょう。
ストーンエッジを採用することで格闘ジュエルが無くてもカイリューへの打点を確保出来るようになったため、持ち物枠は割と自由になっていると思います。
今回は遊び心とGBAリスペクトで光の粉を持たせてみました。他に考えた道具はホズのみ、ウタンのみ、オボンのみ、広角レンズなど。



バンギラス 陽気 189-166-131-*-130-121
歪な技構成と努力値配分ですが、パーティの穴埋めを出来るポケモンを探したところこのようなバンギラスを採用という形になりました。


努力値
耐久面:C全振りボルトロスの気合球を13/16の確率で耐え
攻撃面:龍の舞1回使用後の冷凍パンチ+砂ダメージでラティオス・一般的なキノガッサ(いずれも H155-B101)を13/16の確率で1発
素早さ:龍の舞1回使用で最速ボルトロス抜き


採用した意図は、キノガッサに隙を見せずにステルスロックが使用可能でかつ全体的に辛いカイリューボルトロス、そしてバンギラスナットレイグライオンという組み合わせに強いポケモンが欲しかったことであるため、多少無理矢理ですがこの1体にやりたかったことを全て集約させました。
基本は雨パを相手にした時や、ステルスロックを撒いてラティオスで壁・置き土産からハッサムで全抜きできそうな時に選出することになります。
相手にカイリューがいてステルスロックをどうしても使いたい時に同じパーティ内にバシャーモ等が居ると先発に出しにくかったりしたので気合のタスキが欲しい場面もありました。



以下対戦レポート(敬称略)。

続きを読む

第三世代構築その2(拘り鉢巻サンダーエース)

すぐ下の記事の続き。GBA大会で使った構築2つめです。

           

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
サンダー ドリル嘴 捨て身タックル めざめるパワー格闘 拘り鉢巻
フシギバナ ヘドロ爆弾 宿り木の種 眠り粉 身代わり 食べ残し
スイクン 波乗り 冷凍ビーム リフレクター 眠る ラムの実
サンダース 10万ボルト 願い事 毒々 守る 光の粉
カビゴン 伸し掛かり 火炎放射 鈍い 眠る カゴの実 免疫
メタグロス コメットパンチ 地震 雷パンチ 大爆発 先制の爪



サンダー 意地っ張り(ASベース)
サンダー受けとしてメジャーであるカビゴンハピナスをドリル嘴やめざめるパワー格闘で、サンダース・ライコウ等の純電気を捨て身タックルで崩す手段を持っているため、意表を突いて相手の戦線を早い段階でガタガタにする可能性を持っている。
本来の電気としての役割も保ちたいためミロカロススイクンにタイマンで負けないよう雷を搭載。
努力値カビゴンの恩返しをほぼ2耐え、ヘラクロスを抜きたいので最速、残り攻撃。



フシギバナ 慎重(HDベースS早め)
サンダー受けのポケモンに強めと判断し採用。
純電気やドリル嘴のないサンダーを受けたり、時にはカビゴンを宿り木で無理矢理誤魔化していく。
寝言ヘラが怖いため、身代わりを採用した(身代わり→眠り粉なら寝言での被害を即座に受けない)



スイクン 図太い (HBベースS早め)
水枠。ミロカロスでない理由はフシギバナに食べ残しを持たせたいがため(
しかしリフレクター+サンダーが大会で活躍したため結果オーライ。


 
サンダース 臆病 (S最速115族抜き、残りHD)
サンダーが雷以外で拘った時に水ポケモンが出てきてしまうと面倒なのでそれを補完するのと、上記3体ではサンダーが怪しいためサポートもできるサンダース。
ゲンガーや水受けも安定するので純電気は欲しくなります。



カビゴン 生意気 (HBD振り)
入れとけ枠。



メタグロス 意地っ張り (Aほぼ全振り残りS高め残りHD)
拘り鉢巻サンダーはタイマンでの殴り合いが強いと考え、タイマンへ持って行きやすい大爆発メタグロスを採用。
持たせるものが無いので先制の爪。


大会で使用して勝利を収めたことができたものの、細かいところをあまり考えておらずインスタント構築に近いレベルなのでもう少し煮詰める必要が有りそうです。

第三世代構築その1(拘り鉢巻メタグロスエース)

POで行われたstoicさん主催のGBA(第三世代)シングル6→3の大会に出場しました。
GBA世代から対戦に本格参入したこともあり個人的に思い入れのあるルールです。
その時に使用した構築1つめ。現役時代も同じコンセプトの似たようなパーティを使っていました。
ほぼ自己満足的な記事ですが宜しければご覧下さい。

          

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 備考
メタグロス コメットパンチ 地震 捨て身タックル 雷パンチ 拘り鉢巻
サンダース 10万ボルト 願い事 毒々 守る 光の粉
ギャラドス めざめるパワー飛行 地震 電磁波 眠る ラムの実
カビゴン 伸し掛かり 火炎放射 鈍い 眠る カゴの実 免疫
ミロカロス 波乗り 冷凍ビーム 催眠術 自己再生 食べ残し
ガラガラ 地震 岩雪崩 燕返し 剣の舞 太い骨

なるべく第四世代〜第五世代から参入した人にも第三世代の概要がわかるように個別紹介。


メタグロス 意地っ張り(Aほぼ全振り残りS高め残りHD)
命の珠や拘り眼鏡を持たせた流星群や逆鱗が飛び交う第四世代や第五世代とは違い、第三世代は決定力を増強するアイテムが乏しく、技の威力自体控えめだったため、受けが成立しやすいゲームでした。
そんな中で、実質受けとなるポケモンが存在しない拘り鉢巻持ちメタグロスを採用。
捨て身タックルを搭載することでメタグロス受けのHB図太いスイクンを確定3発、HB図太いミロカロスを確定2発にすることができるため、スイクンの眠るやミロカロスの自己再生での受けを成立させることを許しません。
雷パンチは拘り鉢巻の恩恵を受けられませんが、エアームド用に持たせています。
(第四世代以降は技毎で物理/特殊が決まるが、第三世代まではタイプ毎で物理/特殊が決まるため雷パンチは特殊技になる)
雷パンチをめざめるパワー炎にすればHBフォレトスまで見ることができ、完全に受けられるポケモンが存在しなくなりますが、フォレトスは少ないと踏んでマヒの追加効果も狙える雷パンチに。
使い捨てではなくエースなので大爆発はありませんが、選択肢としてはありだと思います。
ちなみにこの時代バレットパンチや思念の頭突きは存在しません。



サンダース 臆病 (S最速115族抜き、残りHD)
エースのメタグロスをサポートするための願い事サンダース。
メタグロスに出てきた水ポケモンに繰り出していき、願い事でメタグロスの体力を回復しながら相手を崩していきます。
そのため努力値は特防を重視。特防を強化することで特殊技のバリエーションが豊富で受けが難しいゲンガーにも対応。
毒々は同族・ライコウハピナス・厚い脂肪カビゴンを意識。最後の枠はテッカニンやサンダー、同族のバトンタッチを防げる吼えるが好きなんですが、今回は構築がヘラクロスに弱かったこともあり拘り固定ができて毒々との相性がいい守るに。
今思えば基本選出のメタグロス・サンダース・ギャラドスラグラージに弱いため、毒々はめざめるパワー草の方が良かったかもしれません。
持ち物は特に持たせるものが無いので光の粉。半減の実や気合のタスキ等の便利な道具はありません。



ギャラドス 意地っ張り (HABS振り)
メタグロスとサンダースを連携させたい場合、相手の格闘・メタグロスボーマンダ受けが厳しいのですべてそれなりに見れるギャラドスを3体目に採用。サンダースの蓄電を受けやすくする効果も。
格闘やメタグロスを受けてから電磁波をばら撒いてメタグロスのサポートをしていく。当時の電磁波は蓄電にも効果があって大変強力です。
残り3枠は格闘への遂行技となるめざめるパワー飛行(当時物理)、メタグロスへの遂行技となったり、電気の後出しを簡単に許さない地震、サイクルで傷ついた体力を回復できる眠る。



カビゴン 生意気 (HBD振り)
第三世代の環境ではカビゴンが採用しない理由がないくらい強いです。
流星群や拘り眼鏡が存在せず単純に特殊技の威力が低いことや、弱点の格闘技もまともなものが瓦割りくらいしか無いため、特殊メインのポケモンに役割破壊技として瓦割りを仕込む程度では簡単に崩されず、物理ポケモンに対しても鈍いという対抗手段で突破してしまうこともしばしばある…等といったことが要因と思われます。
ノーマル技・鈍い・対エアームドやゲンガーで炎技・眠るが最も対応力が高くてポピュラーな構成であり、自分もそれを使いました。
ノーマル技には恩返しを採用する人が多いですが、自分は伸し掛かりを採用。
第三世代の対戦は◯◯に対して××で受ける等といったサイクルを回す試合が多く、そのサイクル戦でカビゴン受けに対しマヒを入れることが出来れば試合を有利に運びやすいと思っている事が理由です。
火炎放射にしたのは大文字に比べPPが多く火傷も狙いやすいため。



ミロカロス (HBベースS早め)
メタグロスボーマンダをしっかり受ける水枠。
水枠はスイクンと2択となりますが、単純に再生回復で安定するのと催眠術が強力という理由でミロカロスを好んで使っていました。
当時スイクンを手に入れるにはポケモンコロシアムでの厳選が必須だったため、厳選環境がないという理由でやむを得ずミロカロスを使っていた人も多く見受けられました(



ガラガラ 意地っ張り (HA振り)
6体目は特に欲しいポケモンがいなかったので何となく決定力があるポケモンにしようと思いギャラドスとの相性がよく電磁波との連携が強力なガラガラに。
ヘラクロスに弱い構築なので燕返しを仕込みました。
正直この枠は何が正解か自分でもちょっとわからないですが、ヘラクロスに強いポケモンがいい気がします。

第20回シングル厨の集いオフ

むぎブロック7-2で2位通過、決勝トーナメント1回戦負けでベスト16でした。


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カバルドン 欠伸 ステルスロック 吼える 地震 オボンの実 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 身代わり 剣の舞 命の珠 砂かき
ラティオス 流星群 龍の波動 波乗り トリック 拘り眼鏡 浮遊
ハッサム 蜻蛉返り バレットパンチ 羽休め 剣の舞 オッカの実 テクニシャン
バシャーモ 飛び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 守る 格闘ジュエル 加速
スイクン 熱湯 瞑想 身代わり 眠る 食べ残し プレッシャー


今回もやはりカバドリを使用。
カバルドンドリュウズラティオスという3体の基本選出の強さ、残り3枠で基本選出では対処が難しいユキノオーニョロトノローブシン(+バンギラス)、キノガッサグライオン入りの構築に対する回答が出しやすいためあらゆるパーティへの対応力が高いこと、勝ちパターンの作りやすさと勝ちパターンを作った後の事故りにくさ等を高く評価しているため使い続けています。
以下個別解説です。


カバルドン 腕白 212-132-162-*-118-62
前回と同じ配分・技構成です。
ローブシンを考えると素早さを上げることとなりますが、眼鏡流星群耐えの乱数を更に甘くしたり、最遅ハッサムに欠伸ループを抜けられてしまったりする等デメリットも生じるということで無理に変えることもないかと思い流用しました。



ドリュウズ 陽気 186-187-80-*-85-154
こちらも前回と同じでもはや説明不要の構成です。書くことがない(



ラティオス 臆病 155-*-101-182-130-178
前回は壁土産型でしたが、単体性能が懸念された反省を踏まえ眼鏡型へ回帰。
ドリュウズバシャーモへ展開するためトリック、カバドリはキノガッサへ隙を見せたくないので龍の波動、カバドリへ一貫しやすい波乗り。



ハッサム 呑気 175-150-136-*-131-63
こちらも眼鏡ラティオスと同じく回帰枠。
ハッサムが構築に居ると居ないではユキノオー入り構築に対しての戦いやすさが段違いであったこと、カバドリラティの基本選出ができない時の対ラティオスや、カバルドンの欠伸ループを任せることができるのでカバドリには優先的に採用していきたいポケモンだと改めて感じました。
配分は以前使ったものと同じでガブリアス地震カイリューの鉢巻逆鱗、ラティオスの眼鏡波乗りをそれぞれほぼ2発耐え、前述のとおり最遅にしてカバルドンの欠伸ループを抜けやすくしたり同族での蜻蛉返りの打ち合いに強く。
一応対キノガッサ枠でもある。



バシャーモ 陽気 155-172-90-*-91-145
5体目には対雨パ枠としてバシャーモ
対雨パについては色々と考えてきましたが、机上の段階で汎用性を保ちつつニョロトノキングドラ+αを安定して(=パターン化して)処理できるポケモンが自分の中ではバシャーモというポケモンしか存在しませんでした。
持ち物はドリュウズに命の珠を渡したいので格闘ジュエル。カイリューはステロからの剣の舞格闘ジュエル跳び膝蹴りで処理していく。
命の珠には無いメリットとして反動が無いのはもちろん、剣の舞使用後の格闘ジュエル跳び膝蹴りでカバルドンを1発で落とせるということがあげられる。そのためカバドリミラーの際、カバルドンバシャーモ受けを任せている相手に対し、ハッサムナットレイを起点にして剣の舞を使って一度守るを挟んでやれば、剣の舞使用ターン+守る使用ターン+跳び膝蹴りを使用してカバルドンを倒すターンで3回加速が発動するため、カバルドンと後ろの素早さが2倍になったドリュウズごと処理することができるので密かにカバドリミラーに強いポケモンでもあったりします。



スイクン 臆病 205-*-138-110-135-150
6体目にはグライオン入り受けループに強いスイクンか、バンギローブシンに強い枠かつその他様々な場面での活躍も期待できるカイリューで迷いましたが、グライオンは構築の段階で対策をしていないと絶対に勝てないと言っても過言ではないため、やむを得ずバンギローブシンを薄くしてスイクンを採用としました。
決定力確保のため瞑想を採用し、毒々等状態異常に対応できるよう眠るを持たせて万全を期しています。
グライオンに先制できる確率を上げるため臆病最速、細かいところですが余りのBとDはDが高いほうがダウンロード対策になりますが、グライオン地震で身代わりを壊される確率を少しでも下げるためB寄りとしています。


ローブシン入りが若干怪しいとはいえ、完全に詰んでいる訳ではないので、殆どのパーティに対し五分かそれ以上で戦える構築にはなっていると思います。
今までのカバドリと違いスイクンを採用してグライオン入り受けループへの回答を出しつつも、壁ラティやパルシェンといった不安定要素を撤廃し、眼鏡ラティオスやHDベース羽休めハッサムといった汎用性の高いポケモンを極力多く採用して安定感が増しているので、今まで使用してきたカバドリの中では最も完成度が高く、カバドリとしての結論に近い構築に至ったと自負しています。


以下対戦レポートです(敬称略)。

続きを読む

第19回シングル厨の集いオフ

結局カバドリでした。
ですが結果はと言うと4勝5敗で惨敗。おそらくBWのオフで初の負け越しです。
それなりに考えたパーティなだけに残念ですが記録を残しておきます。


ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
カバルドン 欠伸 ステルスロック 地震 吼える オボンの実 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 身代わり 剣の舞 命の珠 砂かき
ラティオス 龍の波動 リフレクター 光の壁 置き土産 光の粘土 浮遊
パルシェン 殻を破る 氷柱針 ハイドロポンプ めざめるパワー(草) 草のジュエル スキルリンク
キノガッサ キノコの胞子 身代わり ローキック 種爆弾 毒毒玉 ポイズンヒール
バシャーモ 跳び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 身代わり 格闘ジュエル 加速



カバルドン 腕白 212-132-162-*-118-62
素早さを上げた所でゴツゴツメットや怠けるがないためローブシンに勝てるか怪しいということもあり再び最遅ハッサム抜かれの個体にしました。
相手の壁土産やバトン、無限系などの小細工に対応できるよう氷の牙を切って吼えるを採用。



ドリュウズ 陽気 186-187-80-*-85-154
最もスタンダードな技構成と持ち物だと思います。
カバドリのドリュウズは命の珠持ちが頭ひとつ抜けて強いと思っているので他のポケモンに命の珠を持たせる必要のない構築を目指しました。



ラティオス 臆病 187-*-101-151-130-178
今回は後述のパルシェンバシャーモを活躍させやすくするために壁土産型にしました。
リフレクターがあることで相手にローブシンがいても臆せずドリュウズを選出来るようにもなります。
パルシェンに繋ぐなら拘りトリックで相手の技を固定したほうが殻を破るを使いやすいのではないか、という意見もあるかと思いますが、殻を破るをうまく使用出来たものの先制攻撃技で簡単に止まってしまうのは嫌なので壁を貼りダメージを抑えることで殻を破る後に止まりにくくすることを重視しました。
欲張って神秘の守りも欲しいところですが攻撃技がないと身代わりで完全に詰むので龍の波動を採用。



パルシェン 無邪気 127-124-201-126-58-134
カバドリを使っていてキノガッサ+αに負けるのが気に食わなかったので4体目にパルシェンを採用してみました。
苦手なグライオンや受けループにも強くなるのでカバドリとの相性は抜群です。
前述の通り基本的にラティオスで壁を貼り置き土産で相手に隙ができた所で殻を破るを使って2タテ3タテを図ります。
殻を破る使用後にロトム、ヤドラン、ブルンゲル等で止まるのが嫌なのでめざめるパワー草を採用し、HP振りまでのロトムとヤドランを確定で落とすために草のジュエルを持たせました。
このくらいの特攻があれば殻を破る後のハイドロポンプでHP振りローブシンも確定となります。
余りを攻撃に振ると殻を破る後の氷柱針で丁度無振りテラキオンやHP振りユキノオーを落とせるラインへ到達します。



キノガッサ 陽気 153-151-103-*-92-134
5体目にはパルシェンとの相性が素晴らしく、雨パやカバドリに強めであるキノガッサを投入。
採用理由に沿って岩雪崩ではなく種爆弾としています。
実はあまり選出しませんが、見せ合いの時に相手へものすごい圧力がかかるのでそれだけでも十分すぎる採用価値があるでしょう。



バシャーモ 陽気 155-172-90-*-91-145
最後には雨パやユキノオーに強く、ドリュウズを選出できない時のウルガモスへの対抗策としてバシャーモ
今回は命の珠を持たせたくないので格闘ジュエルにしました。
ステルスロック込みならば剣の舞後の格闘ジュエル跳び膝蹴りでカイリューを落とせます。
ラティオスでリフレクターを貼り、ナットレイハッサムの前で置き土産を決めた後降臨させて身代わりを使えれば理想です。



反省点としては第一にラティオスを粘土型にしていてカバドリラティ選出の際に単体で弱くなってしまうことが挙げられます。
ローブシンには若干強くなるかもしれませんが、それ以外の相手に対する圧力のなさが使いにくく感じました。
拘り眼鏡の火力だけでなくトリックで相手の行動を制限できないのも痛い。

後はパルシェンが一言で言ってしまうと微妙でした。
キノガッサグライオンは他の方法でも何とかなることがわかってきたので扱いが非常に難しいパルシェンを無理に採用することもないのかなと。
少なくとも自分には合うポケモンではなかったようです。
氷柱針の技エフェクトとか結構好きなんですけどね(


今回のオフではキノガッサローブシンを筆頭にカバドリをかなり意識したパーティが多く見られいよいよカバドリにも逆風が吹き始めた感がありますが、ドリュウズは電磁波でのマヒをシャットアウトしたり、性質上相手の行動回数を極力抑えられるので急所に被弾しにくくなるなど事故が少ないポケモンであり個人的に最も信頼しているポケモンなので今回の結果をバネとしてめげずにまた新しいカバドリ構築を考えていきたいと思います。


今回対戦レポートは省略します。
完全に立ち回りや選出をミスって負けたのが3試合、若干運が悪くて負けたのが2試合、カバドリが決まったのが2試合、そしてカバドリミラーで勝ったのが2試合になります。
参加された方お疲れ様でした。

【全国ダブル】第二回たねおふ! 開催告知と募集記事

タイトルの通りマリンさん主催の第二回たねおふ!の開催告知と募集をこの記事にて行います。
概要を熟読の上、参加希望される方はこの記事にコメントをお願いします。

続きを読む